ニーズの詳細
テーマ | 全身麻酔時の挿管や、救急現場における緊急挿管を自動で行えるデバイスがほしい |
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現状の課題 | 気管挿管は声門から気管にチューブを挿入するという単純な操作ではあるが、特殊な技術が必要な手技である。通常の気管挿管時には患者は無呼吸になるため、この短時間の間に口腔内や咽頭、喉頭(いわゆる上気道)を傷つけずに適切な位置にチューブを挿入、固定することが必要となる。このため、安定した気管挿管技術を操作習得するには熟練を要すると言われる。また最近では、気管挿管はウィルス感染のリスクが高い処置の一つとしてあげられている。人間が行うには熟練を要するこの手技を、自動制御の特性を活かして、患者に対しても術者に対しても、より安全かつ簡易にできるようにしたい。 |
現場のニーズ | 挿管困難症例や、救急現場で条件が悪い場合、エアロゾルによる感染リスクが高い場合等においても、操作者の技術修練度に関わらず安全に挿管できるデバイスが欲しい。 |
本ニーズに関連する既製品 | 臨床で使用できる既製品はない。研究段階ではKepler intubation system(Hemmerling et al. Br J of Anesth 2012)、Remote robot-assisted intubation system(Xinyu Wang et al. Scientific Report 2018)が発表されている。 |
既製品では対応困難な理由 | |
関連する診療科等 | |
想定される利用シーン | 手術室周り |
問い合わせ可否 | 対応できる |
一般公開期間 | 2020-10-08 ~ 2021-12-31 |