ニーズの詳細
テーマ | 体外式補助人工心臓などの体外循環流量を測定したい |
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現状の課題 | 体外式補助人工心臓は拍動型の場合、流量が不明でダイアフラムの容量と拍動回数でしか推測できません。医師やMEが補助の度合いを把握するには正確な流量計が必要です。それ以外にもPCPSでは通常1つの流量計しか付いておらず、複数の箇所へ血液を送る場合にも同時に流量測定ができません。 また、人工心肺装置でも応用ができます。現在人工心肺は患者へ送る血液量をモニターしていますが、実際はシャントしている部分(無効送血になっている部分)も多く特に小児では問題となります。そこで患者から返ってくる血液量を把握することが有効送血量なのではないかという考えが最近でてきていてこの脱血量の把握にも使用できます。 対象患者は体外式補助人工心臓装着患者、PCPS導入患者、心臓手術の際の人工心肺使用患者 |
現場のニーズ | 塩化ビニール性のチューブ内を流れる血液の流量(L/min)を測定する。 定常流、拍動流とも測定できる。チューブサイズは8mm、10mm、12mmのもの。 チューブに組み込まず後付けで測定できる。チューブには手を加えない。 信頼性は±5%程度 できるだけ小型で装置自体に流量が表示される。電源は電池式。 大きさは5cm×5cm×5cmぐらいのもの。 拍動型補助人工心臓の流量把握、PCPS回路分岐時の送血量把握、人工心肺の脱血量把握 これらができることによりいままで感覚的にやっていた機器の操作に1つの指標ができる。 |
本ニーズに関連する既製品 | |
既製品では対応困難な理由 | |
関連する診療科等 | 心臓血管外科,循環器内科,臨床工学科 |
想定される利用シーン | 病室周り |
問い合わせ可否 | 対応できる |
一般公開期間 | 2017-05-03 ~ 2021-12-31 |