ニーズの詳細
テーマ | 胸腔鏡下に組織接着用シートを貼付できる器具を開発したい |
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現状の課題 | 現在、肺癌の際の肺切除術において胸腔鏡補助下肺葉切除が主流となっている。これは小開胸創およびポート孔から器具を出し入れし、肺葉切除およびリンパ節郭清を行うというものである。肺葉切除には肺動脈の剥離および処理が必須であるが、剥離の際に肺動脈を損傷してしまうことがたまにある。この時の対処としては、ガーゼつき鉗子あるいは肺で肺動脈を数分間圧迫し、出血量が減少した上で組織接着用シートを貼付することが一般的となっている。しかしながら、止血操作の際には、圧迫したガーゼつき鉗子を一度はずして圧迫を解除した上で、損傷部位を確認しさらに組織接着用シートを貼付する必要がある。組織接着用シートは血液などで一度濡れてしまうと極端に接着性が落ちてしまうため、乾いた状態でピンポイントで出血部位に当たらなければならない。 |
現場のニーズ | 胸腔鏡のポート孔からシートが濡れないよう出し入れ可能で、出血部位の圧迫およびシームレスに組織接着用シートを用いた止血が可能な器具があれば、より止血が容易となり患者の安全にも寄与すると考える。 |
本ニーズに関連する既製品 | |
既製品では対応困難な理由 | |
関連する診療科等 | 呼吸器外科 |
想定される利用シーン | 手術室周り |
問い合わせ可否 | 対応できる |
一般公開期間 | 2017-09-25 ~ 2021-12-31 |